マジックチームビルディング|“当てる”を成立させる構造設計研修

驚きは仕組みで作れる。論理と思考で“奇跡”を設計する90分。
 

本研修を実施すると得られること

 
構造を逆算して設計する思考力 マジックは“タネ”を観客に見せずに結果を届ける構造物。現象を成立させるための裏の工程を設計するプロセスは、逆算思考の連続そのもの
伝え方・プレゼンテーション力 マジックは“伝え方”次第で印象が180度変わる。「同じタネでも人の心に刺さる構成にできるか」が問われるため、言葉の選び方やストーリーテリングが研がれる
チームでの創造と役割分担
誰も取り組んだことがなく等しい知識量で協力できる。正解がないからこその創造性を発揮
 
 

② 意図的な「ノイズ設計(ミスリード)」と「主導権維持」が学べる

  • マジックは常に観客の認識をコントロールします(例:注目させたい部分と隠したい部分を操作)。
  • これはプレゼンや商談で「相手にどこを印象づけ、どこをぼかすか」という戦略的コミュニケーションに直結。

③ セルフモニタリングとメタ認知の強化になる

  • たとえば「このセリフを言っているとき、自分の手は何をしているか」を意識できなければ、マジックは成立しません。
  • この**メタ認知能力(自分の状態を客観視し続ける力)**は、リーダーシップや1対nの場面で非常に重要なスキルです。

本研修の狙い

  • 構造化思考と逆算力の育成:「どうすれば成立するか?」を起点に論理的に設計する力を鍛える
  • チームでの創造と試行錯誤:役割分担や対話を通じて、他者と共に“結果をつくる”プロセスを体感
  • エンタメを通じた深い学び:マジックという非日常体験を通して、学びと印象が長く残る構成
  • 再現性のあるアウトプットを追求する訓練:一度きりの発表ではなく、ロジックに基づいた成果を重視する
 

📝 研修概要

項目内容
テーマ「観客が選んだカードを当てる」方法を設計せよ
実施時間90〜120分
形式対面(ワーク中心)/プロマジシャンによる進行・解説あり
チーム構成3〜6名 × 複数チーム
提供物トランプセット、構造設計ワークシート、答え合わせシート、補足資料

📅 プログラム(例:120分)

 
時間内容
0:00|オープニングプロマジシャンによるデモマジック(2種)
0:10|チーム分け・役割決定ミッションカード配布、ルール説明、チーム内で分担
0:20|設計タイム各チームで“カードを当てる方法”を構造的に設計
0:50|実験タイム実際に試行してみて成功率・再現性を検証
1:10|発表タイムチームごとに構造とロジックを発表(実演or説明)
1:40|解説&講評プロによる種明かし・解説・フィードバック
1:55|まとめ・資料配布答え合わせシート配布・質疑応答・ふりかえり

研修の対象者

  • 新入社員/内定者:対話と共創で距離感を縮めたい導入研修に
  • 若手〜中堅社員:論理的思考力・説明力・チームワークを求められる層
  • 営業/企画/プロジェクト職種:構造設計・説明・柔軟発想が必要な仕事に携わる方
  • 社内イベント・交流促進系研修:楽しく“学びが残る”体験を探している人事担当者向け
 
 
研修の詳細

📅 構成(120分)

時間内容
0:00|オープニング&マジックショープロマジシャンによる「選ばれたカードを当てる」演目を披露(複数パターン)
0:10|インストラクション&チームビルド本日の課題と流れを共有し、チームに分かれてミッションカードを受け取る
0:20|設計タイムチームで「選ばれたカードをどうやって当てるか」の方法を考える
0:50|実験・検証タイム考案した方法を実際にテストし、成功率・安定性を検証
1:10|発表タイム実演またはシナリオ発表形式で、自チームの構造を発表
1:40|解説&講評講師より、実際にプロが使う当て方・構造を紹介
1:50|答え合わせシート&まとめ「選ばれたカードを当てる方法」の代表的なトリック一覧を配布

① オープニング&マジックショー(10分)

  • プロマジシャンによる「選ばれたカードを当てる」演目を披露(複数パターン)
  • 「なぜ当たったか?」を考えるきっかけを共有

② インストラクション&チームビルド(10分)

  • 本日の課題と流れを共有し、チームに分かれてミッションカードを受け取る
  • チーム内で役割(記録係/検証係/発表係など)を決定

③ 設計タイム(30分)

  • チームで「選ばれたカードをどうやって当てるか」の方法を考える
  • 使用可能な道具:トランプ、紙、ペン、封筒、輪ゴムなど
  • 構造・流れ・トークの順番などを含めて構成を設計

④ 実験・検証タイム(20分)

  • 考案した方法を実際にテストし、成功率・安定性を検証
  • 必要があれば他チームに“観客役”を依頼して試すことも可能

⑤ 発表タイム(各チーム4分×チーム数)

  • 実演またはシナリオ発表形式で、自チームの構造を発表
  • 「観客が選んだカードを当てる方法」を構造とプロセスを明示して説明

⑥ 解説&講評(15分)

  • 講師より、実際にプロが使う当て方・構造を紹介
  • 各チームの発表に対して、再現性・発想力・論理性などを軸にフィードバック

⑦ 答え合わせシート&まとめ(10分)

  • 「選ばれたカードを当てる方法」の代表的なトリック一覧を配布
  • それぞれの分類と活用シーン、マジックの本質的構造についての補足解説
  • 振り返り:「自分たちはどんな思考をして、どこでつまずいたか?」

🏆 答え合わせシート:カードを当てる方法一覧

分類技法名概要
選択操作型グライドフォース観客に“自由に選ばせたように見せて”、実は決まったカードを取らせる
物理操作型折り曲げる/マーキングカードの形状や見た目に目印をつけることで、後から識別可能にする
構造情報型キーカードロケーション/順番トリック特定のカードの位置を基準に、選ばれたカードを導き出す構造
チーム連携型信号・スパイ型伝達仲間がジェスチャーや動作で情報を伝える
フレーミング型見せ方・順番・セリフで“当たったように感じさせる”心理誘導/選択の錯覚/セリフ誘導など

✨ 学びのポイント

  • 「逆算して構造を考える」論理設計思考
  • 「不可能を可能に見せる」ための発想法と構成力
  • 「複数の正解が存在する問い」への柔軟な視点
  • 「協働・役割分担・検証」のプロセスを体感するチーム体験
  • 論理とエンタメの融合から“伝える力”を学ぶ