One Rep

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アイデンティティ

 

株式会社ワンレップのVIは、なぜこうなったのか

― 人生に「もう1回」を与えるブランド設計の話 ―
今回は、株式会社ワンレップのVI(ビジュアル・アイデンティティ)開発について、
その裏側にある思想や構造を、少し整理して話してみようと思います。

まず、ワンレップってどんな会社か

ワンレップは、経営者や挑戦者に密着する動画を作っている会社です。
いわゆる企業紹介動画というよりも、
「この人は、なぜ挑戦しているのか」「どういう人生を歩いてきたのか」
そういう人の物語そのものにカメラを向けています。
チャレンジしている人の人生に密着する。
その姿をYouTubeなどの動画を通して届けることで、
見ている側の挑戦心やワクワクを後押しする
それが、この会社のコアだと思っています。

日本社会への違和感が、思想の出発点だった

ヒアリングを重ねる中で、ワンレップの中に共通してあった感覚があります。
  • 夢を追っていない若者が多い
  • 決められたレールをそのまま走っている人が多い
  • 「挑戦したい」という気持ちが、どこかで止められている
特に20代。
大学生活をなんとなく過ごし、気づいたら就職して、
そのまま忙しさに流されていく。
電車の中を見ても、
楽しそうな顔をしている人より、疲弊している人の方が多い。
それが、どうしても耐えられなかった。
もっとワクワクして生きていいはずだろう
もっと幸せを追求していいはずだろう
この違和感こそが、ワンレップの思想の原点です。

ワンレップが定義する「幸せ」

ワンレップにとっての幸せは、かなりシンプルです。
自分の得意なこと・好きなことに没頭している状態
時間を忘れて、気づいたらずっとやってしまっている。
それは「作業」じゃなくて「生き方」になっている。
そして、その先にあるキーワードが
「本物の追求」
偽物ではなく、本物。
一時的な快楽ではなく、本質的な価値。
幸せは、本物を追い続けた先にしかない、という考え方です。

「ワンレップ」という名前に込めた意味

ワンレップ(One Rep)。
これは筋トレ用語で、「限界を超えた最後の1回」を意味します。
代表が筋トレ好き、というのもありますが、
この言葉は人生にも重なります。
  • 限界だと思った、その先の1回
  • しんどいけど、踏み込む最後の一歩
  • 人生は1回きり
その「1回」にこだわれるかどうか
そこに価値がある。
ワンレップという社名は、
「限界を超える姿勢」そのものを象徴しています。

ブランド人格:ヒーロー × 冒険者

ブランドパーソナリティを整理すると、
かなりはっきりした人格が見えてきます。
  • 刺激的
  • プロフェッショナル
  • 挑戦的
  • パワフル
アーキタイプで言うと、
ヒーローを軸に、冒険者(エクスプローラー)が重なる構造。
ヒーローは、挑戦し、強くなり、世界に影響を与える存在。
冒険者は、未知の世界に飛び込み、自分を探し続ける存在。
成功者に密着し続けることで、
自分自身も引き上げられていく。
ワンレップは、かなりゴリゴリの成長構造を持った会社です。

ミッション:「最幸を追求し、体現する」

ワンレップのMVVで、まず明確なのがミッション。
最高を追求し、体現する
ここで言う「最高」は、
「最も高い」ではなく、「最も幸せ」
その「最高」の定義が、**心・技・体(真義体)**です。

真義体という、ワンレップの価値基準

心=自信

  • 自分と向き合う
  • すべてをポジティブに解釈する
  • リスペクトを持つ

技=進化

  • 環境を変え続ける
  • 基準値を上げ続ける
  • 行動数にこだわる

体=オーラ

  • マイルーティーンを更新し続ける
  • 見られ方(メラビアン)にこだわる
  • 理想の自分を言語化する
この3つがすべて満たされた状態。
それが、ワンレップにとっての「完成形」です。

ロゴに落とし込まれた思想

ロゴは、この真義体の構造そのものから生まれています。
3つが重なった中央部分だけを切り取る。
それを「1(ワン)」として、三角形にする。
  • どれか一つ欠けても成立しない
  • すべて揃って、初めてワンレップ
鋭さ、スポーティさ、スピード感。
「プロ」「没頭」「挑戦」を視覚で伝える設計です。

カラーは“燃えるけど、優しい赤”

テーマカラーは赤。
ただし、ギラギラした赤ではありません。
少しだけくすませた、温かみのある赤。
燃えているけど、どこか人間味がある。
メラメラしているけど、寄り添う色
ワンレップらしいバランスだと思っています。

最後に

ワンレップのVIは、
見た目を整えたデザインではありません。
  • なぜ人は挑戦しなくなったのか
  • 幸せとは何か
  • 人生の「もう1回」にどう向き合うのか
そういった問いに、
デザインで答えようとした結果です。
ワンレップは、
「限界の、その先の1回」を信じている会社。
この思想が、これからどんな人の背中を押していくのか。
そこも含めて、すごく楽しみなブランドだなと思っています。